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自分の最大限の可能性を開花させる力学

自分の「闇」は戦って克服すべき「敵」ではなく人生の羅針盤となる「味方」であるという気づき

人が自分の内面と向き合うことを避ける傾向にあるのは、それが必然的に自分の「闇」の部分と向き合わざるを得ないということがわかっているからですが、自分の心に潜む「闇」とは、実は戦って克服すべきものではないという気づきは、自分の内面と向き合う際の恐れをやわらげてくれます。

なぜなら、「戦って克服する」という意欲は一見前向きなように見えますが、実はその奥にある心理は「闇」に対する「否定」や「抵抗」を意味するため、かえってその「闇」を強くしてしまうからです。

「抵抗すれば相手は強くなる、見つめれば消える」と言われるように、敵対意識を持って抵抗すればするほど、事態は改善するどころかより悪化する方向に進んでしまうというのは、現代の世相を垣間見ればよくわかります。

では、戦うことに意味がないとすれば、どうやって「闇」と向き合えばいいのか。実はその際に効果的な態度が「受容」なのです。

「受容」というのは「否定」も「抵抗」もせず、ただ受け入れることを意味します。従って、それは一見「闇」を克服するどころか、負けを認め全面降伏しているように見えます。

しかし、この「受容」こそが克服の第一歩となるのです。なぜなら「闇」を自分のものではないと「否定」「抵抗」するのではなく、自分のものであると認めるということは、そこからある気づきが生まれるからです。

その気づきとは、自分の「闇」とは自分を陥れる「敵」ではなく、自分の本当の望み(=使命)を実現するための羅針盤の役割を果たしてくれる「味方」なのだという気づきです。

自分の心の「闇」というのは、嫉妬・やっかみ・怒り・悲しみなどの負の感情を伴うものですが、感情というものが、「自分を超えた大いなる存在」が自分とコミュニケートするための手段であるならば、「闇」と向き合った時に湧き起こる負の感情は、自分の望む方向はそっちではないということを教えてくれていると考えることができるのです。

そのことがわかれば、「闇」に対する見方が、それまでの敵対意識から一変します。

実は「闇」というのは決して「敵」ではなく、自分の人生を望む方向に創造するための「パートナー」であり、その見方は「闇」を受容し冷静に見つめる意識へと転化させ、それができれば「あるもの」が自然と消えていくのです。

この「消えていく『あるもの』」というのは残念ながら「闇」の存在自体ではありません。「闇」と向き合うことを避けようとする「自分の『恐れ』」が消えていくのです。

「闇」と向き合う自分の恐れが消え、自分の内面と向き合うことができれば、そこから感情として湧き起こる自分の本当の望みの方向に、人生の舵を切っていくことができるようになる。

そして、自分が本当の人生を歩むことで放たれる自分自身の「光」に照らされることによって、最終的には「闇」の存在自体も自然と姿を消していくことになるのです。

悟りとは、「ありのまま」を批判せずに受け入れることから始まる。それが、「ありのままの存在」を引き受けるということだ。ありのままの存在、そこに自由が見いだせるだろう。

抵抗すれば相手はますます強くなる。見つめれば相手は消える。幻のかたちを保てなくなるからだ。あなたは「ありのまま」を見る。「ありのまま」はつねに変化しうる。変わらないものは「存在しないもの」だけだ。だから、ありのままを変えたければ、それを引き受けなさい。抵抗してはいけない。否定してはいけない。否定するのは、宣言することだ。宣言するとは、創造することだ。

あることを否定するのは、相手を再創造することだ。相手をそこに据え付けることになるからだ。受け入れれば、あなたは相手をコントロールする立場になる。否定したものはコントロールできない。だから、あなたは否定した相手にコントロールされる。

魂は創造し、理性は反応する。たとえ、理性が事実を否定し、身体が理性に指図されて行動していても、魂は真実を知っている。だから、大きな決断をするときには、理性の外に出なさい。魂の探究をしなさい。魂は、理性の思いも及ばないことを知っている。

魂はあなたの感情に語りかけてくる。だから、自分の感情に耳をすましてごらん。感情に従うこと。感情を大切にすること。

感情に従う人生ではなくて、感情を理性という機械的なふるいにかける人生がいいと思うなら、そう生きなさい。理性による状況分析をもとに、決断しなさい。だが、そんな機械仕掛けの人生に喜びを求めたりしないことだ。まして、ほんとうの自分を賛美できるなんて、思わないことだ。いいかね。真の賛美とは非理性的なものなのだよ。

感情とは魂の言葉だ。そして、魂こそがあなたの真実だ。

〜「神との対話(ニール・ドナルド・ウォルシュ)」より〜